冬は「腎」が活躍する時期、ということで腎臓や膀胱の経絡、そして腎臓と関係の深い大腰筋のトレーニングを意識して取り入れています。
例えば、膀胱の経絡は「清明」という目頭のツボから始まり「至陰」という小指の際のツボへとつながるので、首の後ろやハムストリング、そしてふくらはぎまでのこわばりをほぐすことから始めます。そこで活躍するのが、これらの小道具たち。緩めた脚とそうでない脚を比べると効果は歴然。
単にピラティスのエクササイズをこなすのではなく、何のためにやるのかを脳が理解することが大切です。それにしてもまだ科学が発達していなかった時代に、よくこれだけのことが分かっていた、と学べば学ぶほど東洋医学のすばらしさを改めて感じる今日この頃です。